マルエツ、宅配ロッカーを設置 8月末までに「100店」目標

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   関東地方に店舗を展開するスーパー大手の「マルエツ」が、宅配ロッカーサービスの「パックシティジャパン」と協力し、一部店舗で宅配ロッカーの設置を進めている。

   すでに2017年5月から、6店舗で稼働。8月末までに、全店舗(292か店、4月12日現在)の3割強の100店への設置を目指す。

  • 宅配ロッカーの「PUDOステーション」(画像は、「パックシティジャパン」のプレスリリースから)
    宅配ロッカーの「PUDOステーション」(画像は、「パックシティジャパン」のプレスリリースから)
  • 宅配ロッカーの「PUDOステーション」(画像は、「パックシティジャパン」のプレスリリースから)

買い物のついでに荷物を受け取り

   マルエツの担当者は2017年6月14日、J-CASTニュースの取材に、「来店頻度の高いスーパーは、何かの用事のついでに立ち寄ることも多いはず。買い物と同時に荷物を受け取れると便利になるのではないか」と、宅配ロッカーを設置する意義を語った。

   マルエツの宅配ロッカーは、宅配便の受け取りロッカーを展開するパックシティジャパンが運営する。同社の担当者によると、マルエツで運営している宅配ロッカーは、オープン型の「PUDOステーション」という。

   宅配ロッカーの利用で業務提携を結んでいる宅配事業者は、ヤマト運輸と佐川急便、順豊エクスプレスの3社としている。

   ただ、現在マルエツで利用できるのは、ヤマト運輸の会員制サービスの登録者が再配達の指定先として利用できるようになっているのみ。マルエツの担当者は、「順次、サービスの利用対象を広げていき、佐川急便と順豊エクスプレスの荷物も受け取れるようにする」と話す。

   国土交通省によると、2015年度の宅配便取扱個数は、前年度と比べて1億3114万個(3.6%)増え、37億4493万個だった。トラック運送はこのうち、37億447万個で、全体の99.8%を占める。

   駅や商業施設に宅配ロッカーや宅配ボックスを設置し、再配送を削減すれば、こうした宅配便の増大で過熱するドライバー不足に歯止めをかけられる可能性がある。

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