5月の預金残高715兆円 過去最高を更新

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   全国銀行協会が2017年6月7日に発表した「全国銀行預金・貸出速報」によると、5月の全国銀行の実質預金残高は、前年同月と比べて4.4%増の715兆円だった。

   前月比では0.1%増。増加傾向が続き、過去最高を更新した。

  • 全国銀行の預金が増え続けている(写真は、東京銀行協会ビル)
    全国銀行の預金が増え続けている(写真は、東京銀行協会ビル)
  • 全国銀行の預金が増え続けている(写真は、東京銀行協会ビル)

メガバンクが増えた

 

   銀行別にみると、3メガバンクとりそな銀行、埼玉りそな銀行の5行の実質預金(総預金から小切手・手形金額を差し引いたもの)は345兆円で、前年同月と比べて6.6%増えた。前月比では0.8%増だった。

   地方銀行(64行)は、2.6%増の254兆円。前月比では0.03%減。第二地方銀行(41行)は2.7%増の65兆円。0.3%減。信託銀行は2.0%増の40兆円。4.8%も減った。

   前月比でみると、地域銀行や信託銀行のマイナスをメガバンクなどが補った形だ。

   一方、5月の全国銀行の貸出金は前年同期比2.6%増の476兆円だった。都市銀行5行が0.1%増の187兆円にとどまったのに対し、地方銀行は4.0%増の192兆円、第二地銀は3.5%増の50兆円、信託銀行は6.1%増の39兆円と伸ばした。

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