運より努力! 「社内営業」がチャンスを広げる(高城幸司)

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   「社内営業」という言葉に、いいイメージを持つ人はあまりいないかもしれません。でも、仕事をするうえで重要な活動であると筆者は考えます。

   それは、社内営業は自分に成長の機会を与えてくれる可能性が高いからです。

先手必勝! 20代からの社内営業

   そもそも、ビジネスパーソンの成長を促すものは、社内研修などの教育よりも現場における経験と言われています。とくにビジネスリーダーや管理職などの役割は、経験でしか身につかないとさえ言われています。

   そうだとすれば、より意味のある経験を、より早く、より多く積むことが、成長スピードを加速させる圧倒的要因になります。そうした役割を任されるチャンス、貴重なプロジェクトに参加できるチャンスは、どのようにして得ることができるのでしょうか?

   運がよければあなたのもとに、自然に転がり込んでくると考える人もいるかもしれません。でも、運よりも努力でチャンスを増やしたいもの。そのチャンスを広げるための活動が「社内営業」なのです。

   社内営業によって、自分を売り込んでいくことで可能性は確実にあがります。しかも、できれば20代から社内営業を行っておきたいもの。なぜなら、20代から社内営業をしている人は少ないから。競争相手があまりいないからです。

   入社して間もない、20代の時期は社内営業なんてしなくても、ガムシャラに仕事をすれば、成果は平等についてくるものと思いがち。その仕事スタイルで、その先もいける...... そう勘違いしてしまうのです。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
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社内営業の教科書
社内営業の教科書高城 幸司

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