公平に、ひたすら公平に...... 女性同士がギクシャクしない方法(江上剛)

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「入社2年目の女性が配属され、職場の雰囲気もどことなく明るくなりました。それはよかったのですが、どうも同じ部署にいた2人の女性(彼女より年上です)とはギクシャクしているように見えます。正直、どう間に入ればいいのか分からず困っています。江上さんは、そんなご経験はありませんか」

   ギクシャクしているのは、2年目の女性と先輩女性との間ですか? それはあなたがた男性社員の責任です。

  • 女性同士がギクシャクして……
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若いほうがいいは、セクハラです!

   あなた方男性が、若い女性社員ばかりチヤホヤするから、先輩の女性社員が嫉妬し、腹を立てているんです。

   私にそんな経験があるかって? あるわけありません。

   男性が若い女性をちやほやしたいというのは分からないでもないですよ。昔は、畳は新しいほどいいなどといいましたからね。

   でもそれはプライベートでの好みの話です。仕事は、男性も女性も、年齢も関係ないからです。女性だけが、若いほうがいいというのはセクハラです。

   わたしは、きちんと仕事をしてくれる人を、男女関係なく評価していましたから、若い女性というだけでチヤホヤしたことはありません。嘘じゃないですよ。

   どう間に入れば分からないなんて、あなたどうかしていますよ!

   普通に、同じように対応すればいいんです。職場なんですよ。仕事をする場所なんです。「仕事」を基準に、年齢や性別に関係なく公平に扱えばいいだけですよ。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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