年収が高い人ほど「会社と結婚している」
「大黒柱女子」ならではのメリット・デメリットに話が及ぶと、
「夫婦どちらかが稼ぎ始めると傲慢になる。これには性別は関係ない」(婚活アドバイザーの大西明美さん)
「男性の場合は年収が高い人ほど『会社と結婚している』。女性は子どもを産んでいるので、『お弁当だけは私がつくる』『PTAは私が出る』と何とか家庭に関われることを探し、不在にはならない」(川崎貴子さん)
と、当事者ならではの意見が飛び交った。
さらには「大黒柱女子」のあり方について話が及ぶと、
「私は手伝ってもくれない外野の声は聞かなくていいと思っています。家庭の共同経営者である夫婦二人が納得していればいい。それにはコミュニケーションや会話、愛情の交換が必要ですね」と、川崎貴子さん。
大西明美さんは、「男の人は嫉妬深い一面があり、自分が社会の一番下に置かれていると思うと、妻のキャリアを邪魔しはじめる場合がある。SNSで『ウチの旦那はこんなお弁当を作れます!』とか、専業主夫の男性をもっとほめるといい。バリキャリの女性は責任感が強いので、ついつい家事をやりすぎちゃう。たまには甘えて、『できない』といったほうが夫は『じゃあ、オレがやる』みたいなことになって、理解も深まるし、手伝うきっかけにもなる」と、アドバイス。
「家事も仕事も『自分が一番やっている』と思ってしまう。もっと感謝の気持ちが必要ですね」(蜷川聡子)
などと語った。
今はまだマイノリティの「大黒柱女子」だが、ツイッターをみると、
「やっとこういう人たちが出てきたか」
「大黒柱女子の方、助けてください」
などと、男性とみられる人からも共感の声が。
「『母親にしか分からない、なんてことはない』仰るとおり!!」
「ほらね? やればできるのさ。育児に母性とか関係ないもん。体力よ! 体力のみ! 」
「ほんとそう。『乳を出す』だって別にミルクで充分なんだから、妊娠と出産以外は全部父親ができるはず」
「興味深い。ただ『(妻か夫に)養ってもらってる』という表現は嫌い」
と、女性からは我が意を得たりといった声があふれていた。
今後はますます、「大黒柱女子」が増えていきそうな気配だが、夫婦がお互いを認め合うことが、円満家庭への第一歩なのかもしれない。