エンジニアをマネジメントしたことがあるビジネスパーソンの73.2%が、「エンジニアが足りない」と感じていることが、エンジニア人材サービス会社のVSNの調査でわかった。2017年6月1日に発表した。
また、技術力以外にエンジニアに期待しているスキルは、トップが「コミュニケーション力」。「提案力」「コンサルティングスキル」が続き、同社は「主体的なエンジニアに期待していることがわかる」としている。
即戦力のニーズは高まっている
VSNの「エンジニアに関する実態調査」によると、「あなたの職場ではエンジニアが不足していると感じるか」との問いに、30.5%が「とても不足している」と回答。「やや不足している」が42.7%で、あわせて73.2%が「不足している」と答えている。
人手不足の理由について、J‐CASTニュースの2017年6月2日の取材に、同社は「エンジニアの正社員の育成には時間がかかります。そのため、即戦力の派遣社員のほうが時間もコストもかからず、企業には好まれる傾向にあります」と話した。即戦力ニーズが高まっているようだ。
また、女性エンジニアがいる職場は69.1%、外国人エンジニアは49.4%で、80.2%が「エンジニアの仕事に性別や国籍などは関係ない」と答えている。
なお、調査は2017年5月24~26日に、事前に「マネジメントをしたことがある」と答えた人を対象に、698のサンプルを得た。