イオン、新卒採用時から「転居なし」枠 3区分から選べる

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   イオングループで、総合スーパーを運営するイオンリテールは、2018年4月入社の新卒社員から、勤務地限定の転居を伴わない地域での勤務を希望する「L(ローカル)区分」枠での採用を開始する。

   従来、新卒者は全社的に一括採用したあと、仕事内容やキャリアにあわせて働き方を見直していた。働き方の多様性を重視することで、地元志向の強い大学生ら、優秀な人材を確保しやすくした。

  • イオン、「転居なし」の採用枠を設定(画像は、イオンリテールのホームページ)
    イオン、「転居なし」の採用枠を設定(画像は、イオンリテールのホームページ)
  • イオン、「転居なし」の採用枠を設定(画像は、イオンリテールのホームページ)

ライフステージに合わせた働き方を選択

   イオンリテールは2016年8月に人事制度を刷新。勤務地を、全国的な転勤がある「N(ナショナル)区分」、4つのエリア内に限って転勤がある「R(リージョナル)区分」と「L(ローカル)区分」の3つに分け、社員の希望する働き方を選べるようにした。

   「L区分」枠は、自宅から90分以内の店舗への異動はあるものの、転居を伴わないため、地元を離れられない事情がある人でも働きやすくなる。

   2017年5月31日のJ‐CASTニュースの取材に、イオンリテールは「今春(2017年)入社の新卒社員は『R区分』で一括採用しており、社員の仕事内容やキャリアにあわせて分かれていきます」と説明。18年春入社の新卒社員から、「N区分」と「R区分」、転居を伴わない「L区分」の3つの枠の中から選べるようにした。

   また入社後も、年1回、転勤の有無を含めた区分異動の希望を提出することができるため、ライフステージに合わせた働き方を選択することができる。

   イオンリテールの広報担当者は、「労働者の転勤への考えの変化もありますが、当社では以前から、多様な働き方の実現を目指しています」と話した。

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