キャリアを積むため、お金のため、自己実現のため...... 働く理由は人それぞれあるが、現在、7割もの人が「今の自分の仕事に満足していない」ことが、人材採用・入社後の活躍を支援するエン・ジャパンの「仕事の満足度」調査でわかった。
仕事にやりがいを持って、満足して働くというのは、なかなか難しいようだ。
「やりがいを失うってツライ......」
エン・ジャパンのアンケート結果(2017年3月1日~4月2日調査、有効回答数6427人)によると、「仕事の満足度について教えてください」という問いに、「満足している」と答えた人は31%、「満足していない」は69%にのぼった。じつに7割の人が、なんらかの不満を抱えて働いているわけだ。
「満足している」と答えた人にその理由を聞くと、「仕事のおもしろさ」が50%でトップ。次いで「人間関係のよさ」が45%、「休日休暇日数」が33%。「勤務時間」29%、「仕事の裁量度」28%、「成長できる環境」と「給与額」が23%と続いている。
その一方で、「満足していない」という人の理由は、「給与額」が62%と断トツのトップ。以下、「成長しづらい環境」が47%、「人間関係の悪さ」が44%。「仕事におもしろみがない」と「評価制度」が38%、「勤務時間」34%、「休日休暇日数」28%と続いた。
やはり、給与への不満が募って不満を溜め込む人が多いようで、給与につながる評価制度や勤務時間といった「働き方」への満足度が低いことがうかがえる。
働き方への不満が溜まると、仕事のおもしろさや、やりがいを感じるゆとりがなくなるのかもしれない。