格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは、仮想通貨「ビットコイン」を活用した決済サービスを2017年12月末までに導入すると、5月22日に発表した。
ビットコインの導入は、日本の航空会社で初の試み。ビットコインを手がけるビットポイントジャパンと組んで、ピーチのウェブサイトからビットコインで航空券を購入できるようにする。
アジアで普及、訪日客取り込む
ビットコインは、中国をはじめとするアジアで急速に普及しており、日本でも2017年4月に改正資金決済法が施行されて以降、決済可能な加盟店が増えている。
ピーチの井上慎一CEO(最高経営責任者)は、「今後、北海道や東北、沖縄などをモデル地区とし、自治体や地元企業などとも連携しながらビットコインで購買できる加盟店を増やし、首都圏や関西へ来られたアジアのお客様が地方を巡る仕掛けを築き、地方創生を促進させることを目指します」とコメント。インバウンド需要の取り込みで、地域の活性化に貢献する。