カンボジアから香港へ
そんななか、大学の留学制度で特待生として香港の一流大学に留学できる制度を見つけます。「これだ!」と思った彼は、すぐに応募します。
カンボジアでカレーを売り、東南アジアを渡り歩いて感じたこと、やりたいと思ったことを志望書に詰め込んだ結果、見事、合格。晴れて1年間、香港に留学することになりました。
カンボジアで1か月すごした体験があるので、「先進国」である香港での生活に不安はありませんでした。しかし、外国人の学生と一緒に学ぶのは初めて。そこには大きな不安もありました。そして、その不安は的中します。
しかし、その挫折が彼のキャリアを大きく変えていくのです。(森山たつを)
(次週に続く)