2017年3月期の決算発表を行う企業のうち、株主総会を集中日の6月29日に開催する企業は、全体の29.9%になることがわかった。5月19日、東京証券取引所が明らかにした。
集中率は過去最低だった2016年の32.2%を下回り、とうとう30%を割った。株主総会の分散化が進んでいる。
かつては「総会屋」対策で8~9割の企業が集中
東証によると、対象は5月19日までに回答のあった1977社。
株主総会は、1980~90年代は進行を妨げる「総会屋」対策として、8~9割の企業が集中日に開催していた。1995年の96.2%がピークだった。東証は、「当該日における集中度合いは、引き続き減少傾向にあります」としている。