「毎日1時間」はダメ!
計画を立てるポイントは、「時間」ではなく「分量」で策定することです。「1日に4ページ」「1日に30問」など「学習する分量」でスケジュールを管理すれば、確実に目標を達成できます。
逆に、「時間」をベースにすると危険です。「毎日1時間、英語の勉強をする」と決めても、1時間でどの程度学習できるかわかりません。たとえば、1時間でクリアできるページ数や問題数は、その日の体調や気分によっても左右されるでしょう。1か月後、3か月後にどこまで到達できるかは、ふたを開けてみないとわかりません!
その点、「時間」ではなく「分量」で計画を立てると、「時間をかけたのに何も進まない」ことはありません。1か月後、3か月後の到達点も確実に予測できます。
「英語の勉強に費やす時間」ではなく、「学習する分量」で管理する方法は、どんなに意志が弱い人でも確実にノルマを消化できる「魔法の仕組み」なのです。(井津川倫子)
今週のニュースな英語 ~ 英国人ブロガーがサイバー攻撃を防いだ! ~
先週、欧米やロシアなどで大規模なサイバー攻撃(Cyber‐attack)があり、病院など公共機関や企業のサービスが中断するなどの影響が世界中に広がりました。一部報道によると150か国20万件以上が被害にあったとされ、さらに被害が広がる可能性も示唆されています。
そんな中、一人のヒーローが世界を救いました。
22才の英国人ブロガーが偶然、サイバー攻撃の「loophole」(抜け穴)を見つけて被害を食い止めたのです。
一躍、「Accidental hero」(偶然のヒーロー)と世界中で有名になった彼ですが、名前などのプロフィールは一切公表していません。匿名で受けたインタビューでも、「Accidentally」(偶然に)発見したと強調するばかり。インタビュアーが思わず「That's very modest of you!」(わあ、謙虚ですね!)と叫んでいました。
ちなみに、「I have not slept a wink」(一睡もしていない)彼に対して、上司が1週間の休暇をプレゼントしてくれるそうです。報酬も謙虚ですね。