2017年度がはじまって早くも1か月半が過ぎようとしている。明治NSが事情により参戦できず、早稲田YTだけの登場。4月のフランス大統領選に、5月には韓国大統領選とあったが、そうしたなか米軍のシリアと北朝鮮に対する「攻撃的な態度」に注目が集まった。
明治NSが取引を見合わせている、この機に差を詰めていきたい早稲田YTだったが......
思うように伸びない!(早稲田)
2017年4月18日(火)
この日は、米軍によるシリアへのミサイル攻撃や、北朝鮮の6度目の核実験が行われるのではないかという不安から、円高が進んでいた。また、イギリスのメイ首相による6月の総選挙実施が伝えられ、イギリスのEU離脱がさらに現実的なものになるとの恐れから、リスク回避で円が買われ、円高に進むだろうと推測した。しかし実際には、確かに一時的には円高に振れたものの、世論調査で与党の保守党が有利と伝えられると警戒感が和らぎ、徐々に円安方向に進んでしまった。 1ドル108.85円で売り、1ドル108.90円で買った。
2233.61円が2228.53円に減った。
2017年4月24日(月)
前日のフランス大統領選で、マクロン氏とルペン氏が決選投票に進むとの報道が入ってきた。極右と呼ばれるルペン氏が大統領候補に残ったことと、北朝鮮による6回目の核実験が翌日25日に行われる可能性が高いと言われたこと、これらの地政学的リスクを懸念して円高が進むと予想した
。しかし、フランス大統領選の結果が織り込み済みであったことや、欧州株が軒並み上昇したこと、ドイツ銀行が2017年1~3月期のGDPが予想を上回る数字であると発表したことなどを受け、円安に進んでしまった。
1ドル110.09円で売り、1ドル110.20円で買った。
2228.53円が2217.64円に減らした。
4月26日(水)
前日の25日が北朝鮮の朝鮮人民軍創建記念日であったことから「Xデー」と言われていたが、特に大きな動きも見られなかったことで地政学的なリスクが縮小したことや、日経平均株価をはじめ、アジア各地の株価指数も軒並み上昇していたことから、ドル高円安が進むと予想した。予想通り円安方向に動いた。
1ドル111.24円で買い、1ドル111.49円で売った。
2217.64円が2242.11円になった。
5月8日(月)
日本はゴールデンウィークが明けた。前日のフランス大統領選でEU残留を訴えるマクロン氏が勝利したことから、安心感が広がったことと、日経平均株価が前日終値から500円近く上がっていたこと、さらに中国の貿易黒字が予想より高かったことなどから、大幅に円安が進むと予想した。
結果、円安は進んだものの、限定的な値動きとなり、思ったほど利益を出すことはできなかった。ニュースでは、大統領選の結果は織り込み済みだったとか、短期筋が確定売りを仕掛けているといったことが限定的な値動きの要因としていた。
1ドル112.72円で買い、1ドル112.82円で売った。
2242.11円が2252.54円になった。
前回からの損益 +18.93円
2017年5月8日現在 2252.54円