親の3大NG 「過保護」「過干渉」「無関心」
寄せられた声の中には、「あなたのお母さまと同年代ぐらい」という女性から、
「お母さまは雇用機会均等法以前に就職された方でしょうか。当時は30歳までの寿退社がほぼ義務づけられていました。たった数年働くだけの職場なんて、それほど吟味する必要はありませんよね。だから『就職は楽』だったでしょうし、ピントがずれているのも、そういう理由からです。でも、もう少しで親元から自立できるのですから、耐えてくださいね」
といった励ましもあった。
とはいえ、女子学生のイライラは続く。
「男女均等なんていっても、女性はまだまだ子育て後に働くのが難しいです。男のような体力で、男のようにガツガツ働かないと一人前とされないのですよ?」
「結婚相手のお給料が多いなら大丈夫ですけど、薄給だったら生活にも苦労します」
と憤懣やるかたない様子。
たしかに、親自身の就活体験と比べられても当時と状況が違うし、また親が自分のことを心配して口を出していることがわかるだけに反論しづらいという女子学生の気持ちは想像できる。それだけに、やり場のない怒りだけがフツフツと湧いてくるだろう。
ちなみに、「この母親の気持ちが分かる」という人の多くは、「過干渉すぎるかもしれない」などと指摘していた。就職情報サイト「あさがくナビ」によると、「就活における親の3大NG」は「過保護」「過干渉」「無関心」だという。
心当たりがある親は、子どものためにも早めに改善したほうがいいだろうが、その距離感はなかなか微妙で難しそうだ。