英語を使うときをイメージ、どのスキルが必要なの?
私も「とりあえず日常会話から」に執着しすぎて失敗をした一人です。じつは、日常会話に比べたら、ニュース英語のほうが書き言葉に近くてわかりやすく、「初心者向き」なのです。
私は今でも「日常会話」は苦手。ニュースは字幕なしでOKですが、海外ドラマの会話はよくわかりません。
私は40代で英語をやり直した時、「日常会話」からいったん離れる選択をしました。そして、私にとって、「どんな場面で英語が必要か」を具体的にリストアップしてみました。
・日々の生活で英語を「話す」ことはほとんどない ・電話やミーティングで英語を「話す」機会は少ない ・新聞やラジオで海外ニュースを知るために「読む」「聞く」スキルが必要 ・海外や外国人とのビジネスは英文メールが中心。メールを「書く」「読む」スキルが必要 ・英文の書類やビジネスレターを「書く」「読む」スキルが必要 ・英語で書かれた専門書を「読む」スキルが必要
このリストに、正直、私は力が抜けてしまいました。なぜなら、「話す」スキルの優先順位がこれほどまでに低いのか、と思い知らされたからです。
「とりあえず日常会話から」の先入観にとらわれるあまり、あまり必要のない英会話にエネルギーを費やして、本当に必要な「読む」「聞く」「書く」を疎かにしていたのです。
優先順位を、完全に間違えていました。