トヨタ自動車の小型SUV(スポーツ用多目的車)の「C-HR」が、月間の新車販売台数で初めて首位に立った。
日本自動車販売協会連合会(自販連)の広報担当者は2017年5月10日、J‐CASTニュースの取材に、「SUVが月間販売で首位となるのも1968年の統計開始以来、初めてです」と明かした。
SUVなのに、大きくない!
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会は2017年5月9日、4月の新車販売台数のランキングを発表した。それによると、トヨタの「C-HR」が、月間1万3168台を売り上げ、3月まで4か月連続で首位だったホンダの軽自動車「N―BOX」(1万2265台)を抜いて首位に立った。3月は7位だった。
「C-HR」が首位に躍進した理由について、自販連の広報担当者は、「SUV人気の影響でしょう。また、SUVとしては大きすぎない、斬新な形も好評だったのかもしれません」と分析した。
「C-HR」は16年12月、国内市場に投入されたばかり。
トップ10には、軽自動車とハイブリッド車(HV)などがズラリ。軽自動車では、3月に8位だったダイハツの「ムーブ」が1万2004台で3位に躍進。同社の「タント」(1万1926台)が前月と変わらず4位だった。
3月に3位で、2016年度の乗用車販売で首位だったトヨタのハイブリッド車(HV)の「プリウス」は9920台(52.2%減)と後退したものの、5位に踏みとどまった。