ドローン産業を支援する、ドローンデパートメントは、国内初のドローン(無人航空機)にかかわる人材の派遣・紹介サービス「SkyAgent」を、2017年5月1日に開始した。
即戦力となる、経験を積んだドローンパイロット・エンジニアを、ドローンビジネスを手がけ、ドローンにかかわる人材を必要としている企業や行政に派遣・紹介する。
ドローン人材はごくわずか
ドローンパイロット・エンジニアは、ドローンを活用した測量や点検、メンテナンスを行う人材のこと。現在、国内には1万人ほどがドローンを使ったことがあるといわれているが、測量や点検といった分野でドローンを操ることができる人はごくわずかという。
ドローンデパートメントでは、求人募集に申し込んだ人を面談。ドローンの操縦やエンジニアとしてハイレベルな能力をもつ人材を必要とする企業へ、派遣・紹介する。
同社の担当者は、J‐CASTニュースの取材に、「ドローンを必要としている分野でのドローン人材はまだまだ少ない。今後このサービスを使って増やしていきたい」と話した。
搬送物流での活躍も期待
市場調査・技術動向のインプレス総合研究所によると、2016年度の国内のドローンビジネスの市場規模(推測)は353億円。前年度から178億円(102%)急増した。2022年度には16年度の6倍にあたる2116億円に達するとみている。
ドローン市場のうち、大半を農業分野が占め、農薬散布などの目的でドローン人材が必要とされている。2022年には、搬送物流の分野での活躍も期待されている。