4月の百貨店売り上げ、4社で伸び 「インバウンド」が底支え

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   百貨店大手5社の2017年4月の売上高は、三越伊勢丹ホールディングスを除く4社が、前年実績を上回った。5月1日に発表した。

   訪日外国人観光客による「インバウンド消費」が伸び、販売が低迷する百貨店業界を支えている。

  • インバウンド消費が百貨店を支えている!
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国内市場は苦戦

   4月の高島屋の売上高は2.9%の増収と、5社で一番の伸び率となった。免税品の好調が目立ち、免税売り上げは前年同月比37.3%増えた。

   阪急百貨店と阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オー リテイリングは2.8%増。インバウンド関連は、販売件数・金額ともに25%も増えた。

   そごう・西武は1.5%増。大丸と松坂屋のJ・フロントリテイリングは1.1%増えた。いずれも訪日外国人観光客に人気の化粧品やラグジュアリーブランドなどが売り上げを伸ばした。

   三越伊勢丹ホールディングスは0.1%の減収。それでも、化粧品などのインバウンド関連は3月に続き前年を上回った。

   インバウンド消費をめぐっては、全国百貨店協会が発表した17年3月の全国百貨店の売上高では、国内市場は1.6%減と8か月連続のマイナスであったものの、インバウンド売り上げは24.6%増と好調に推移し、4か月連続でプラスとなった。

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