会社に属さず生きる! 「独立」の心得

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   前回お伝えした、就活辞めて、自分で稼ぎ始めた女子大生。彼女は今、どんなことをしてるのでしょう?

   大学を休学して入ったWeb系の専門学校は進みが遅くてイマイチだったのですが、そのころデザイナーとして手伝ったIT系のイベントで彼女の道は拓けてきました。

  • 女子大生がつくったオリジナルペットのホームページ
    女子大生がつくったオリジナルペットのホームページ
  • 女子大生がつくったオリジナルペットのホームページ

薄利多売では個人はやっていけない

   そこで知り合った人は、会社に属さず、自分で稼いでいる人が多く、そのような人に出会い、教えを請うようになったときに気付きました。

「ちゃんと、人との繋がりがあれば、会社に属していなくても生きていける」

   イベントでもきちんとお金をもらってデザインをやりました。

   彼女が「師匠」と呼んでいる男性は、Webでさまざまなモノを売って、家族で海外と日本を行ったり来たりしながら、楽しく暮らしています。

「まずは、blogを作り情報発信を始めました。そして、Webサイトの作り方を実践で学びながら、どんな店をやろうかと考えていきました」

   師匠からの教えは、「在庫を持たないこと」「単価が高いこと」「オリジナリティがあること」

   薄利多売では、個人はやっていけない。

   師匠がメインでやっているお店もそんな「オーダーメイド品」でした。

「自分が好きなモノ。自分が欲しいと思うモノは何だろう、と考えた結果行きついたのがペットのグッズでした。それも、オーダーメイド品。

自分のペットの写真を使って作ったタオルや、マグカップとか、欲しいなーと思って」

   Webサイトを作りながら、そのようなオーダーメイド品を作ってくれる会社を探し、自分で連絡をとり、7社くらい開拓して、いろいろな商品を販売できるようにしました。

「業者の開拓とか、自分でできるとは思ってもいませんでした。でも、Googleで検索して、丁寧にメールを送って、条件を交渉すれば、ちゃんと取引してくれるんです。こんな、女子大生の個人事業主でも」

    そうやって作ったサイトか、これ。

    オリジナルペットドットコム 

「まだまだ、売り上げ目標には達してないですけど、楽しいです。Webサイトをつくったり、お客さんと話したりしているのがすごく楽しいんです」

   彼女は充実した生活を送っているようでした。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
姉妹サイト