開業後も、カフェ経営をコンサルティング
「カフェズライフ」の主なカリキュラムは「カフェオーナー開業コース」(週1回、1年間)で、必要な技術と知識を総合的に学び、6月以降は「本物のカフェ」を開業・経営する「実体験型」の授業を実施する。
そこでは、店舗物件の内見や選定などを不動産仲介業者と、厨房設備の選定や設置などを設備業者と、レイアウト図面作成や水道・ガス・電気工事などを内装デザイン業者と打ち合わせを実施。事業計画書の作成や融資担当者へのプレゼンテーション、諸手続き、メニューの開発など、開業までに必要な課題の一つひとつに、実践的に経験を積むことができる。
また、週2回、1年のカリキュラムを半年で学ぶ「速習コース」も用意した。
講師陣には現役カフェ経営者ら約20人が参画。税理士や空間デザイナーなど、カフェの経営に関係の深い専門家がブレーンとなり、実践的な授業を支える。
面倒見のよさは、開業前だけでない。野田貴之代表は、「長く愛される店を経営してもらうことを目指す」と話し、開業後も講師やブレーン、卒業生とのつながりをもてる相談会や勉強会を定期的に実施する考え。開業後もコンサルティングなどで支えるという手厚さだ。
「カフェはいろいろなことができる。コミュニティーだったり、癒しの場所であったり。カフェを愛すること。カフェの持つ力を信じることがはじまり」と、野田代表は起業を呼びかける。(水上守)