首都圏で「青い看板」が目印のコンビニエンスストア「スリーエフ」(横浜市)の看板が、もう見られなくなる。
スリーエフとローソンは、事業統合契約を2017年4月12日に締結。神奈川県を中心に1都3県で348店舗を運営している「スリーエフ」は、2017年夏から順次、281店舗を「ローソン・スリーエフ」に転換することになった。
ローソンと共同で売り上げ増加目指す
「ヨコハマ生まれ」のスリーエフは、横浜市民にはお馴染みの「青い看板」が特徴。すでに、2016年9月には千葉県と埼玉県の90店舗(2017年3月24日時点)で「ローソン・スリーエフ」に転換。これらの売り上げが10%増えたことから、ローソンと共同展開する店舗を拡大し、売り上げの増加を目指すことになった。
348店舗から281店舗を順次転換。残りの65店舗は閉店するとしていて、18年1月をめどに首都圏から「スリーエフ」ブランドの店舗が消えることになる。
今回、事実上ローソンに吸収されることになったスリーエフ以外にも、今後なくなるコンビニはある。群馬県や栃木県、埼玉県などの北関東を中心に499店舗(2017年3月末時点)展開している「セーブオン」(前橋市)も、その一つ。
ローソンとセーブオンは2017年2月1日、「セーブオン」ブランドのコンビニを「ローソン」に転換すると発表。このうち長野県内の店舗を除く501店舗を対象に、今夏から転換を進め、18年末までに終える計画。ほぼ全店がローソンに切り替わる。