円上昇5か月ぶり109円台 米トランプ、北朝鮮「米国だけで解決」

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   2017年4月12日の東京外国為替市場は、約5か月ぶりに1ドル109円台前半まで上昇した。

   シリアや北朝鮮をめぐる国際情勢が緊迫化しているなか、地政学的リスクへの警戒心から比較的安全とされる円に買いが集まったためとみられる。

  • トランプ発言が為替相場に影響
    トランプ発言が為替相場に影響
  • トランプ発言が為替相場に影響

輸出関連株を中心に株価も急落

   米トランプ大統領が、シリアへのさらなる攻撃や北朝鮮への武力行使を示唆していることなどから、国際情勢が緊迫化している。そうしたなか、トランプ大統領は4月11日にも、北朝鮮の挑発的な姿勢について「中国が協力しないならば、アメリカだけで問題を解決する」などとツイッターに投稿。この発言が影響したようだ。

   4月11日のニューヨーク外国為替市場は、地政学的リスクへの警戒から円を買う動きが強まり、一時1ドル109円63銭まで値上がりした。円高の流れは東京外為市場でも継続し、12日午前は一時1ドル109円35銭近くまで上昇した。109円台は16年11月以来、約5か月ぶり。17時時点では109円66銭近辺で推移している。

   一方、ドル円相場の影響を受けて、東京株式市場では朝から輸出関連株や金融株を中心に株価が下落。日経平均株価は一時、前日比287円28銭(1.53%)安の1万8460円59銭まで急落して、年初来安値を更新した。

   終値は195円26銭(1.04%)安の1万8552円61銭で引けた。

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