トヨタ自動車は、米国・ケンタッキー州の工場に13億3000万ドル(約1500億円)の追加投資を行うと、2017年4月10日に発表した。
1月に表明していた今後5年で米国に計100億ドルを投じる計画の一環。
今後5年でアメリカに100億ドル
ケンタッキー州の工場は、1980年代にトヨタが設立した米国で初めての生産拠点で、生産台数は米国工場では最大。今回発表した追加投資は、新しい開発・生産手法を取り入れた新型車「カムリ」の生産に向けた設備更新などに充てられる。
この決定にトランプ大統領は「私の政権下で経済が大きく向上していることを製造業が確信している証拠だ」とコメントを寄せた
。トランプ大統領は2017年1月、トヨタのメキシコ工場建設について「米国に工場を作るか、多額の関税を支払え」とツイッターで痛烈に批判。名指しで批判されたトヨタはその後、5年で米国に計100億ドルを投じる計画を発表した。
具体的には、インディアナ州の工場に6億ドルを投じるとしており、今回の発表はこれに続く具体的な計画発表となった。