高島屋、8月に日本橋店などで休業日 働き方改革につなげる狙い

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   百貨店大手の高島屋は、東京・日本橋店などの3店舗で、8月に休業日を設ける。2017年4月7日の決算説明会で明らかにした。

日本橋店が8月2日、立川店(東京)は16日、鳥取県の米子店では30日をそれぞれ休業日にし、従業員の働き方改革につなげる狙いだ。
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お客様最優先は変わらず

   高島屋の広報・IR室の担当者は、J‐CASTニュースの取材に、「今回の休業日は8月が他の月に比べて来客数が少ないことや、実施する3店舗の地域特性や経費面などのバランスを考えた結果」と説明。今後、「全店で広められるかは現時点ではわからない」と話した。

   これまでも高島屋では、さまざまな働き方改革に取り組んでおり、育児・介護休暇制度を充実させたほか、日本橋店では2016年4月から営業時間を1時間短縮している。担当者によると、「営業時間を短縮することで開店から閉店まで同じスタッフが売り場に立つことができ、顧客にとってもメリットがあった」という。

   今回の決定も「お客様を最優先に考えながら、結果的に従業員の働き改革につながれば」と話した。

   8月に休業日を設ける百貨店は高島屋だけではなく、三越伊勢丹でも2011年度から8月に休業日を取り入れている。休業することで店舗の売り上げは下がるが、光熱費などの経費が削減できる側面もある。高島屋は、「他社の動きが直接影響しているわけではない」と話している。

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