複数の保険商品を比較したり、相談したりできる「来店型保険ショップ」の市場規模と新規契約件数がともに、右肩上がりで増えている。市場調査の矢野経済研究所が2017年4月5日に発表した。
2015年度の市場規模(新契約換算保険料ベース)は1692億円、2016年度は前年度から11.2%増の1882億円を見込んでおり、2017年度には2064億円と、2000億円規模を超える勢いにある。
新規契約は200万件突破も
新規契約数も順調に伸びている。2015年度には164万件だったのが、2016年度には前年度比12.4%増の184万件を見込んでいる。2017年度には203万件の見通しで、200万件突破を視野に入れている。
世帯当たりの追加加入件数が増加し、若年層や高齢層などの新たな加入者数が増加しているため。
来店型保険ショップは、保険各社の商品を比較して、利用者にあった保険商品を提供してくれると好評で、新規出店が拡大。保険の見直しや新規加入が相次いでいる。