マネックスの「米国株アプリ」滑り出し好調 松本会長が伝授する投資の心得

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   マネックス証券の「トレードステーション 米国株 スマートフォン」が、2017年3月7日のサービス開始から1か月で5000件を超えるダウンロードとなり、好調な滑り出しをみせた。

   「米国株アプリ」は米国株が売買できるスマートフォン向けのアプリケーションで、主要なオンライン証券で初めてのサービス。日本株や外国為替証拠金(FX)取引と同じようにスマホを通じて、時間や場所を気にせず、米国株を取引できる。

  • カンタン操作で、チャートも充実!(「米国株アプリ」の画面から)
    カンタン操作で、チャートも充実!(「米国株アプリ」の画面から)
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米国株なら1万円から買える

   マネックス証券の「トレードステーション 米国株アプリ」は、同社の外国株取引口座を開設したうえで、APP StoreやGoogle Playからダウンロード。ユーザーIDとパスワード(プロファイル情報)を登録すれば、誰でも手軽に米国株を取引できる。

   日本株の取引などで、すでにダウンロード型の「トレードステーション」を利用している場合は、事前設定はいらない。

   「米国株アプリ」は、成行注文や指値注文に加え、逆指値注文や連続注文(OSO注文)などが利用できたり、1リスト35銘柄まで登録できる銘柄リスト(レーダースクリーン)で取引をサポートしたりするほか、指紋認証機能の搭載でセキュリティを強化。かつ簡単、スピーディにログイン(iPhone版のみ提供)できるので、売買のタイミングを逃さない。さらに、銘柄分析と発注の両方で活用できる高機能チャートを実装。使い勝手のよさも特徴。

   2017年4月6日に開かれたメディア向けイベント「スマホde米国株投資の魅力」で、マネックス証券の松本大会長は、米国株ついて、「じつは案外安く、手軽に買えるんですよ」と話した。一般に、米国株は日本株に比べて企業情報の入手が難しいとされ、そのため投資への「敷居が高い」と感じている人が少なくない

   しかし、実際には米国株は1株1万円程度から買えるので、日本株のように何十万円ものお金を用意する必要がなく、また「アップルやグーグル、アマゾンといった、日本でも誰もが知っている企業であれば、情報も入手しやすい。かつ、米国は情報漏えいのリスクは格段に低いので、誰もが同じタイミングで同じ情報を手がかりに投資できるところがいい」と、その魅力を語る。

「じつは日本人は価格変動リスクに慣れている」

   とはいえ、投資初心者にしてみれば、いきなり「米国株」は少々取っつきにくいのではないか――。米国株を買うには円をドルに換える為替リスクや、株価の変動リスクがつきまとう。J‐CASTニュースは「リスク」について、初心者はどのように考えればいいのか、松本大会長にアドバイスを求めた。

「リスクを、どう考えるかですね。じつは、日本人よりも米国人のほうがリスクに慣れていないんですよ。たとえば、米国の牛肉市場は価格変動があまりありません。一方、日本の魚市場は、その日の水揚げ量で価格が大きく変動します。つまり、それだけでも日本人は日々、価格変動リスクにさらされて生活しているんです。そう考えると、リスクはなにも株や為替だけにあるものではないことがわかります。要は、そのあたりの切り替えができるかどうか、ですね」

   松本会長はそう話し、「10万円もあれば複数の米国株が買えて、自身のポートフォリオが組める。スマホに慣れている若者にも投資しやすいんですよ」と、今後の「米国株アプリ」への期待もにじます。

   なお、マネックス証券は「米国株アプリ」を利用した米国株の取引手数料を、4月28日(現地約定日ベース)まで実質無料にする「スマホdeアメカブ放題キャンペーン」を実施している。

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