「じつは日本人は価格変動リスクに慣れている」
とはいえ、投資初心者にしてみれば、いきなり「米国株」は少々取っつきにくいのではないか――。米国株を買うには円をドルに換える為替リスクや、株価の変動リスクがつきまとう。J‐CASTニュースは「リスク」について、初心者はどのように考えればいいのか、松本大会長にアドバイスを求めた。
「リスクを、どう考えるかですね。じつは、日本人よりも米国人のほうがリスクに慣れていないんですよ。たとえば、米国の牛肉市場は価格変動があまりありません。一方、日本の魚市場は、その日の水揚げ量で価格が大きく変動します。つまり、それだけでも日本人は日々、価格変動リスクにさらされて生活しているんです。そう考えると、リスクはなにも株や為替だけにあるものではないことがわかります。要は、そのあたりの切り替えができるかどうか、ですね」
松本会長はそう話し、「10万円もあれば複数の米国株が買えて、自身のポートフォリオが組める。スマホに慣れている若者にも投資しやすいんですよ」と、今後の「米国株アプリ」への期待もにじます。
なお、マネックス証券は「米国株アプリ」を利用した米国株の取引手数料を、4月28日(現地約定日ベース)まで実質無料にする「スマホdeアメカブ放題キャンペーン」を実施している。