パソコンやスマートフォンで使われている基本ソフト(OS)の世界シェア(市場占有率)で、米グーグルが提供するAndroid(アンドロイド)が、米マイクロソフトのWindows(ウィンドウズ)を逆転し、初めて首位に立った。
スマホの世界的な普及を追い風としたアンドロイドと、パソコン市場の縮小の煽りを受けたウィンドウズと、明暗が分かれた格好だ。
前年同月比8.59ポイント増
アイルランドの調査会社、スタットカウンターが2017年4月3日、集計結果を発表した。それによると、アンドロイドのシェアは前年同月と比べて8.59ポイント増えて37.93%となった。
一方、ウィンドウズは9.41ポイント減の37.91%となり、アンドロイドを下回った。
地域別にみると、アジアではアンドロイドが全体の52.15%を占め、ウィンドウズの29.23%に大きく差を付けた。その一方、北米ではウィンドウズが39.51%、iOSが25.66%、アンドロイドが21.16%。欧州でもウィンドウズが51.74%、アンドロイドが23.58%となるなど、「ウィンドウズ一強」の地域も残っている。
アジアが、アンドロイドをけん引したといえる。
スタットカウンター社は「1980年代から続いたマイクロソフトの時代が終焉した」としている。