「せめてクリーニングには出して...」
2017年3月29日に、J‐CASTニュースがまもなく入社2年目になるビジネスマンに話を聞いたところ、見た目でリクルートスーツであることがわかり、「みんなに笑われたことがありました」と話した。
また入社後を考え、就活の段階で「ちょっと高めの濃紺のスーツを買って、就活していた友人もいました」との声もあった。
身を置く業界や職場によっても、許容範囲が違うのかもしれない。
では、1年生のリクルートスーツ姿を、会社側はどのように見ているのだろうか――。最近はIT企業にみられるように、入社時からスーツでなくても許されるケースが増えているようだが、スーツが「仕事着」のような金融機関や商社、あるいは営業部門などの人に接する機会が多い職場ほど、スーツ姿が求められている。
ある調査では、人事担当者から「新調したスーツで入社するのが望ましいが、金銭面で厳しいこともわかっています。しかし、せめてクリーニングには出して、パリッとした姿で出社してほしい」との声が寄せられていた。勤め人たるもの、だらしないのはダメなのだ。
してみると、1年生とはいえ、部下にはなるべく早くリクルートスーツを脱いでもらいたいと思っている上司も、案外少なくないのかもしれない。(MM)