味の素は2017年4月5日から、働き方改革の一環として毎週水曜日に、東京・京橋の本社ビルの閉館時刻を原則17時とする。
同社はこれまで、「ノー残業デー」と定める水曜日に限り、本社ビルの閉館時刻を原則18時としていた。
「グローバル基準に近づけたい」
17時までに仕事が終わらない社員は、上司に申請すれば19時まで退社時間を延ばせるようにしているが、それ以降は完全に閉館し、早帰りを徹底させる。
また、同社は3日から、1日あたりの所定労働時間を20分短縮。これまで8時45分~17時20分だった労働時間を、8時15分~16時30分に変更。所定労働時間を7時間15分としたほか、自宅や契約する貸しオフィスなどで仕事ができるテレワークの対象となる社員を、4月から3500人に拡大。「働き方改革」を一段と進めた。
広報担当者はこうした「働き方改革」の狙いについて、
「長時間残業を是とする日本の風土から脱却し、グローバル基準に近づけたい」
と話している。