鳥取銀行のインターネット支店専用定期預金「故郷とっとり応援定期預金」が好評で、2017年2月に取り扱い件数が1000件を突破した。
この商品は、鳥取県と地元企業、同行の「三位一体」で、県へのふるさと納税の促進と知名度アップ、特産品などの魅力を全国にアピールすることを目指して、2015年3月から取り扱いを開始した。
利息のほかに、カニや肉がもらえる
「故郷とっとり応援定期預金」は、個人を対象に500万円を1口とする、預入期間1年の定期預金。毎年の満期時に利息から1万円を、個人の代わりに鳥取県のふるさと納税として寄付する。金利は年0.26%と、通常のスーパー定期預金300(期間1年)よりもオトクになっている。
例えば、501万円(初回預入時は利息がないため)を預けた場合、1万円がふるさと納税として寄付される。1年後の利息360円が受け取れるほか、県のふるさと納税の仕組みと同様に、「お礼の品」として鳥取県産のカニ(境港水産物コース、境港市)や肉(鳥取市)、乳製品(琴浦町)などがもらえる。
県外に住んでいても、鳥取県を応援したいと思っている人の思いに応えようと、インターネットで申し込めるようになっている。
これまでの2年間で集まった預金は50億円弱。700人ほどが申し込み、「1人で数件申し込んでくれた人もいた」という。納税額は1000万円に達した。
J‐CASTニュースの取材に、鳥取銀行の担当者は、
「多くのお客様から申し込んでいただき、満足してもらえたようで、ご好評をいただいたのではないかと考えています」
と話している。