ホワイトデー、その「お返し」もしかしたらセクハラかも?

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   春の訪れを感じる陽気となってきましたね。そんな3月の一大イベントと言えば、「ホワイトデー」。男性としては、やはりセンスなども問われますのでプレゼントを考えるのも一苦労かと思います。

   今回は、そんなホワイトデーのお返しが、もしかしたらセクハラになってしまうかも? と悩む男性の質問をもとに、セクハラとは何かを改めてご説明いたします。(文責:「フクロウを飼う弁護士」岩沙好幸)

  • そのお返し、セクハラかも?
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事例=ネックレスやイヤリングをプレゼントしたいけど...

   バレンタインデーに、部下から手作りのチョコレートをもらいました。私の課には女性が一人しかいないのですが、なんと全員にわざわざ一つずつ作ってきてくれたのです。

   しかも、妻帯者の私には「奥さまとお子さんにも」と言って他の人より大きいものを用意してくれていました。ラッピングも子供が喜びそうな可愛らしいもので、妻も子供も大変喜び、もちろん私も彼女の心遣いに大変感動しました。

   そこで、ホワイトデーのお返しにはこちらも心を込めたものを...... と考え、ネックレスやイヤリングなどのアクセサリーをプレゼントすることにしました。

   営業職ですので、女性はやはり多少身なりを整える必要があり、その際に役立ててくれればいいと思っています。とはいっても、どのようなものが良いのか判らなかったので、女性の同僚に相談したところ、「部下にアクセサリーを贈るなんてセクハラみたいだし、違うものにしたら」と言われてしまいました。

   私は妻帯者ですし、まったく下心はないのですが部下にアクセサリーなどを贈るのは、同僚が言うようにセクハラになってしまうのでしょうか?

岩沙好幸(いわさ・よしゆき)
弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業後、首都大学東京法科大学院から都内法律事務所を経て、アディーレ法律事務所へ入所。司法修習第63期。パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。動物が好きで、最近フクロウを飼っている。「弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ」を更新中。編著に、労働トラブルを解説した『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマドットコム)。
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