スーパーマーケットで買い物をしてレジに行くと、わが家の近くのスーパーだと、「NO レジ袋」と称したはがき大のカードが数枚、レジの目につく場所に掛けてある。買った物を入れる袋を持参していて、スーパーの袋が要らない人は、買った物と一緒にこのカードをかごに入れてくださいというのである。
声を出して言えばいいことなのに
すると、ポイントカードに2ポイントを余分に付けてくれたり、代金から2円負けてくれたりする。あちこちのスーパーをのぞいてみると、こういうやり方がどうやら主流のようである。
だけど、声を出して「袋は要りません」と言えばいいことなのに、なんでカードをかごに入れなければいけないのか? 体に障がいがあって、声を出せない人もいるだろう。でも、たとえそうであっても、身振り手振りでレジ袋不要くらいは伝えられるはずである。
余談だけど、この「レジ袋」って呼び方は、おかしな日本語ではないだろうか。たまたま入ったスーパーでは「NO レジ袋」ではなくて、カードに「買い物袋は要りません」と書いてあった。もちろん、これをかごに入れろというのだけど、「買い物袋」なら、普通の日本語だし、意味もよく分かる。以後、この記事でも買い物袋と書くことにする。
少し脱線したが、僕が言いたいのは、口でちょっと言えば済むのに、わざわざ「無言」を強いるような風潮はいかがなものか、ということである。