コーチングは教えちゃいけない 「厳しい指導」もやめなさい!

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「毎度同じことを言わせるな」と厳しく指導したけど...

   2週間ほどしてのこと。電話でT社長と話していると、またまたいつもの愚痴が飛び出しました。「K課長の詰めが甘くて、また受注に失敗。毎度同じことを言わせるな、と今厳しく指導したよ」。

   また厳しく指導...? やはり私の一方的なティーチィングは、社長には効果がなかったようです。

   私は、「社長、厳しい指導で効果がないK課長に改善を促すにはどうしたらいいと思います?」と、問いかけてみました。

   T社長は......、しばし黙り込み、

「どうしたら同じようなことを繰り返さないか、自分の言葉で言わせてみるか...」

と。

   T社長が社員とのあいだでコーチング的コミュニケーションがとれるようになるために、まずは社長自身のコーチングからはじめることにしました。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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