新年度を見据え、気持ち新たに「給料アップ」「貯金」を目標にしたいと思っている人も多いのではないだろうか。
貯金「10万円未満」24%
総務省の「家計調査報告2015年平均結果速報」によると、2人以上の世帯の「貯蓄額現在高(平均値)」は1805万円、中央値は1054万円だった。そのうち勤労者世帯(2人以上の世帯の51.2%)の貯蓄現在高(平均値)は1309万円、中央値は761万円だった。
「みんなそんなに貯めているのか」と驚くばかりだが、働く女性たちのリアルな数字となると、ちょっと様子が違うようだ。
株式会社エムスタイルが10~40代の女性に対して、「給料(手取り額)」、「現在の貯金額」などについて行った調査によると、1か月の収入(手取り)で最も多かったのは「16~20万円」36%だった。ついで、「11万円~15万円」21%、「10万円未満」18%、「21万円~25万円」11%、「26万円~30万円」「31万円~35万円」は7%となっている。「36万円~40万円」「40万円以上」については0%だった(女性のためのポータルサイト「健康美人」でアンケート調査を実施、回答数458人)。
もらう額が少なければ、当然のことながら貯金も難しく、「現在の貯金額」については「10万円未満」24%が最も多く、「101万円~200万円」18%、「10万円~50万円」「51万円~100万円」が14%、「301万円~400万円」「貯金していない」が11%、「201万円~300万円」「500万円以上」4%、と続く結果になった。
この結果はツイッターでも驚きを持って受け止められたようで、
「恐ろしく低い貯蓄率だな。自分のことは差し置いて結婚相手にはある程度の貯蓄額を求めてくるのか?」
「貯金額10万以下で結婚する気なのか(困惑)」
「元データがよくわからないけど、10万円を貯金と言ってもいいものかと思いますが貯金だから、ゆうちょ銀行の口座のみを聞いているのか。謎。私も貯金は10万円未満ですよ」
「女性のお財布事情、90%が貯金をしているものの、4人に1人は貯金額10万円未満! これは緊急事態!」
といった声が上がっている。ただ、一方には、
「給料たくさんもらってないからねえ」
「男だって趣味に全開で金使ってたら貯金10万以下なんてザラだよw」
と理解を示す声もあった。