公務員、清く正しくありますか 日本は「清潔度」世界20位に

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   文部科学省の天下り事件が発覚、報道では天下り先での「月2回勤務、年収1千万円」という驚きの実態が明らかにされている(朝日新聞2017年2月7日付)。

   額に汗して働く大多数の真面目な国民にとっては憤懣やるかたない話だが、世界的に見れば日本はまだマシなほうじゃないの......。

  • 「これでひとつ、なんとかお願いしますよ……」
    「これでひとつ、なんとかお願いしますよ……」
  • 「これでひとつ、なんとかお願いしますよ……」

15位→18位→20位

   汚職や腐敗のない世界を目指すNGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」が調べた各国公的部門の「2016年世界の公務員の腐敗度ランキング」によると、日本の「清潔度」は世界176か国中第20位だという。2015年の15位、2016年の18位から、さらにじわりと順位を下げた。

   1位はニュージーランドとデンマーク。3位フィンランド、4位スウェーデン、5位スイス、6位はノルウェー。上位には北欧諸国が目立つ。アメリカは18位、韓国は52位、中国は81位、ロシアは134位となっている。

   最下位はソマリア。北朝鮮は174位だった。

   ランキングでは上位12位までが「とても清廉」、37位までが「清廉」、38位以下は「ほどほど」、78位より下は「腐敗している」、159位以下最下位までは「とても腐敗している」とくくられている。

天下りはカウントされているのか

   この結果をどう見たものか。ネットに声を拾うと、

「いわゆる合法な『天下り』は、汚職にカウントされているのだろうか?また補助金や人事を駆使した利益誘導の頻度を考えたら、もっと順位が下になってもいいような気がする」
    「パンティ泥棒が大臣になり、自民党政権全体で事実を隠蔽する国だから実際には200位だろう」
    「収賄で得た資金の行方は清潔度に関係するか?単純に私服を肥やすケース、公共事業費の補填にする場合。清潔度の指標はどうなってるか?」
    「汚職ってつまり税金の浪費ですから。上位の北欧は税金が高いが社会保障充実!って税金が正しく使われてるから!の間違いだね」

といったお説が見つかり、

「地方議員を見てないのか?」

と元兵庫県議会議員の写真をツイートする人もいた。

   ついでに、たまたま職場に天下りの御仁を迎え、いらだちを隠さない人の声を紹介しよう。

「若い頃、郵政省からの天下りがいる職場にいたけど、週2回くらいなんとなく顔出して報酬年1500万円くらいだって話だったな。いまさら国会議員がどよめくとかわざとらしすぎるよ」
    「天下りしてきたオッサンが会社で存在感をアピールするためにあれこれ提案を考えて人を巻き込むようでめんどくさい(>_<)」
    「天下りしてきた人を堕天使と呼んでいる会社」

   日本が「とても清廉」となるには、やはり何かが足りないのかも。(KM)

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