「遅れない」運行を支える愚直 地元・ファンに「京急愛」溢れ

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   JRほど乗客数が多くもなく、東急のようにお洒落なイメージもない。それでいてなぜか地元や鉄道ファンに愛される、京急(京浜急行電鉄)。AERA(2017年1月30日号)では、そんな京急の秘密に迫る記事が掲載されている。

  • お馴染みの赤い車体の京浜急行
    お馴染みの赤い車体の京浜急行
  • お馴染みの赤い車体の京浜急行

きわめて少ない10分以上の遅れ

   記事によると、京急の「安定輸送」「高速輸送」には定評がある。国土交通省遅延対策ワーキンググループが各社発行の遅延証明書をもとに調査したところ(調査時期14年9~12月)、京急が10分以上遅れる頻度は1か月に1回未満だったという。JR東日本の埼京・川越線や横須賀・総武線、東海道線などは1週間で2回以上も遅れが発生していた。

   ダイヤの乱れを防ぐ鍵は、京急が今も手動で行っている「運輸司令」だという。現在、ほとんどの会社が自動化している切り替え作業をあえて手動で行い、「鉄道マン」の気概で運行を支えているのだ。

   鉄道事業の「本線」のほかにも、発車時に「ドレミファ音」が鳴る車両や、反転フラップ式の行き先表示板(電光表示ではなく、板が回転して行き先を表示するタイプのもの)など、京急には鉄道ファンの心をくすぐるポイントがある、と同記事は力説している。

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