オウチーノ総研の「人気の街ランキング」が発表された(2017年1月12日)。1位~3位は「目黒駅」「荻窪駅」「武蔵小杉駅」と、落ち着いていて買い物などにも便利な印象の街が占めている。
一方、人気の街ランキングといえば真っ先に名が挙がった「吉祥寺」、今回はトップ10にもランクインせず。憧れの街ナンバーワンを走り続けてきたおしゃれタウンに、一体どんな変化があったのか?
前年すでに退潮の影が
ランキングは、「O-uccino」賃貸サイトの、16年1月1日から12月31日までのアクセス数をもとに作成されている。
4位から10位は、「赤羽駅」「池袋駅」「恵比寿駅」「大泉学園駅」「北千住駅」「三鷹駅」「中野駅」となっている。
オウチーノ総研では12年から人気の街ランキングを集計しているが、吉祥寺駅は初回1位、13年と14年は2位だった。
前回、15年のランキングでは吉祥寺駅は11位に急落、トップ10入りを逃しているのだが、今回は順位さえつかず「圏外」と書かれているのみ。さらに人気を落としたことがうかがえる。
ここ数年で、世間の吉祥寺へのイメージはどのように変わったのだろうか。
今回のランキングを受け、ツイッターでは、
「家賃が高いし、物価も西友など以外は高い。クルマは駐車場難民確実。ただし、駐輪場事情は改善された。遊びに行きたい街と思うけど、住むには『?感』」
「吉祥寺は遊びに行くにはいいけど、住むには向かない......と、これは東京にいて吉祥寺に週1で通っていた頃からの持論なので、『やっぱりなぁ』と」
といった声が上がっている。「楽しい街」ではあるが「住みたい街」ではないと受けとめている人が少なくないようで、何年かかけてその印象が広まってきたということだろうか。
「人が多すぎてごちゃごちゃしてる」との声もあり、人の往来が増えすぎて、住むにはちょっと騒がしいと感じる人も増えてきたのかもしれない。(MM)