ゼンショーホールディングス(HD)のグループ企業、はま寿司は、2016年秋から関東の回転寿司3店舗で人型ロボット「Pepper(ペッパー)」による受付や案内業務の実証実験を実施している。実証実験の結果をみて、全国の店舗での展開を検討する予定だという。
狙いは「待ち時間短縮」
専用のアプリケーションを搭載したペッパーが来店した客から人数や希望の座席などを聞き取り、対応する。空席がある場合は、ペッパーが座席番号の札を発券し、客はその番号に従って席に着く。満席の場合は、整理券を配り、座席の用意ができしだい呼び出して座席番号札を発券するしくみ。
Pepperが受付から案内までの業務を担うことで、店員が他の業務に集中できる。客の待ち時間を短縮することが導入の狙いだという。
ゼンショーHDの広報担当者は、J-CASTニュースの取材に対し、
「お客様や従業員からは『案内がスムーズになった』『負担が減った』という声が届いています。かわいらしいペッパーが案内役を担うことでワクワク感やエンターテインメント性を感じてもらえれば嬉しいです。」
と話した。
実験はウィラ大井店(東京)、真岡店(栃木)、浦和店(埼玉)の3店舗で行われている。