社内で優秀な社員と思われるためには、かなりの時間と努力が必要となります。仕事が1つや2つうまくいっただけでは「当たり前」、または「偶然」と思われるだけです。周囲から「優秀」と認められるには、明らかに「優秀」だとわかるトラックレコードや経験、輝かしい成果を積み上げていかなくてはなりません。
一発でレッドカードの可能性も
ところが、それほど苦労して得た「優秀」という看板が意外なほどあっさりと剥奪されてしまうのも、また事実です。
何か失敗をしてしまったり、期待に応えられなかったりした時、「今回は残念だったけど、そうはいっても優秀な人だからね」と看板にきずがつかない場合もありますが、事によっては「○○さんのような優秀な人が、こんなイージーミスをするとは思っていなかった」「××さんは優秀だといわれているけど、やっぱり無理なこともあるんですね」と、一度の過失が失望につながることもあります。
「悪い人ではないかもしれないけど、過大評価しすぎたのかもしれない」と、評価を下げられてしまう可能性もあるのです。
周囲を失望させてしまうきっかけとしては、「任せた仕事を最後までやり切れなかった」とか「期待通りの成果をあげられなかった」など、いろいろ考えられますが、いずれにせよ「期待以下」のクオリティで対応してしまった場合に起きるものです。
「少しだけ期待通り」または「少しだけ期待値以下」であればまだ救いがあるかもしれませんが、「かなり期待値以下」であれば、その1回でレッドカードが出てしまうこともあるでしょう。