就任後、矢継ぎ早に大統領令を発し世界を振り回すトランプ米大統領。警戒感、期待感がうねるように交錯しながらも、ニューヨークダウは史上初の2万ドル台に到達した。明治、早稲田の両君とも、試験を抱え時間をやり繰りしながらの取引。明治NSは決済時期に悔いを残しながら上々の首尾。早稲田の損失もあって、順位がふたたび入れ替わった。
決済時期を外したがそれでも利益大きく(明治)
2017年1月20日にトランプ大統領の就任式が行われたが、保護主義的な政策への警戒感から、その後はドル安が進行していた。さらにムニューチン米次期財務長官がドル高をけん制する発言をしたことから、一時は1ドル112円台まで下落した。しかし、米国株式市場では軒並み企業決算が好調であり、トランプ次期大統領の経済政策への期待が高まったことから、25日にはニューヨークダウは史上初2万ドルを突破し、ドル円も115円台まで上昇する展開となった。
次週(1月30日~2月5日)は、31日に日本銀行の金融政策決定会合が行われ黒田総裁の会見もあるが、現状維持が想定されており、市場の関心がトランプ大統領に向いていることもあって注目度は低い。また、31日、2月1日に米連邦公開市場委員会が開かれる。金利の据え置きが見込まれてはいるが、そこで市場コンセンサス通り3回の利上げが確認されれば、日米金利差拡大から円安ドル高のトレンドが進行すると想定される。
しかし、最大の注目はトランプ大統領の発言である。不確定要素が極めて多い上、市場に与えるインパクトは絶大なので、注視していきたいと思う。
さて、取引はテスト期間ということもあり、一つしか取引できていない。このショートポジションは1月21日から持っていたものであった。一時は112円台中盤まで円高が進み、そこで決済していれば、利益が大きかったことを考えると、少し残念である。(明治NS)
取引履歴
(1)01/25 06:00 113.766 決済 +411.21
先週からの損益損益 +411.21円
現在 2352.03円