現実には厳しい介護・子育て
厚生労働省の「平成27年雇用動向調査」によると、「介護・看護」で離職した男性は0.7%、女性は1.8%。「出産・育児」により離職した男性は0.0%、女性は3.2%だという。
こちらもツイッターで実態を探ってみると、
「介護で家族はみんな仕事をやめたし、老衰が始まってからはいろんな病院に断られたし、とにかくこの十数年で痴呆、高齢化、介護、病院、とにかくこの国は問題が山積みだと想い知らされました。都内だからなのかもしれないけれど(汗)」
「子育てしながら、介護しながら、正社員で働く選択肢はもちろんあったけど、体力的に当時の周りの雰囲気に無理と思って仕事やめた。介護してた時につくづく思ったけどやっぱり無理。自分の負担を軽減してくれたのはお金のいる公的私的サービスと大きくなった子ども」
など「厳しい現実」を訴える声が容易に見つかった。
人手不足が叫ばれるなか、さまざまな事情を抱える人々でも働き続けられるような工夫、制度づくりが企業によって進められることを期待したい。(KM)