LINEやTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSは、いまや多くの人にとって欠かせないツールであるが、いつでもどこでもチェックできる便利さゆえにかえって「SNS疲れ」を感じている人も多いようだ。
ずっと見せられ続けると......
女性のための転職サイト「@type」によると、「最近、SNSを見ていて『うんざり』したことはありますか?」という質問に、未婚女性の57.8%、既婚女性の52.5%が「ある」と答えた(転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員へのWebアンケート/2016年12月実施/有効回答者数333人)。
同調査に寄せられたコメントを見ると、
「SNSを開くと、必ず誰かの結婚式の写真が。つらい」
「『スノー(SNOW)』というアプリが流行っているようで、投稿される写真のほとんどがクマみたいなものや、リスみたいなものに加工された人たちの自撮り写真ばかり。最初はかわいいかなとも思ったが、ずっと見せられ続けるとやっぱり気持ち悪い」
「やたら胸の谷間をアピールする写真ばかりアップする人がいる。1日に何度もタイムラインに谷間が流れる」
「職場の人との飲み会風景をアップして、『お前ら最高』的な内容をやたら酔いしれた文体で投稿している人を見たとき」
など、これでもかと寄せられてくる投稿に食傷している様子が見てとれた。
デジタルデトックスに踏み切れるか
Twitterをのぞいてみても、男女によらず疲労感が漂う。
「(SNSの作り込んだ投稿で)キラキラ(女子)を狙ってイタタタになるとSNS疲れの原因にもなりますよね」
「SNS疲れがしんどすぎて部屋にiPhone放置してお風呂→髪の毛乾かす→フラフープ・筋トレ→ママと豆乳甘酒飲みながらのんびりした。ネットに依存しない生活を送りたい。心の健康大事」
「とうとうmixi超えのFB疲れが出てきた。mixiと違うのはFBが親族たちとの連絡アイテムになってるとこだなぁ。今まで何度かメンドクセェってなったけど、適度にスルーしてきたけども今回はあかんかも。SNSってさ、ほんとスルー力検定だよな...」
「SNS疲れ?ブログやフェイスブックの投稿を見るということは、見た人数分の、他人の言動を見聞きしているのと同じこと。そりゃぁ毎日、大きなパーティー会場でたくさんの人の話しを聞いていると頭がボーっとしてきて疲れるよね(笑)自分のキャパシティーを把握しておかないと」
併せて、スマホやパソコンから距離を置く「デジタルデトックス」に心惹かれる人も多いようで、
「デジタルデトックスしようかな。最初は軽めで」
「節約×ダイエット×デジタルデトックス。10年以上果たせないこの『三大無理』をやってみようじゃないか」
「そろそろスマホ断ちしたくなってきた!スマホ無意味にだらだら見て時間経つのもうやめたい...」
などの声が聞かれる。依存症気味のユーザーには「SNS断ち」願望が芽生えているようだ。(KM)