「言い返せば相手と同類ですよ」
その同級生には「早く結婚した者=勝ち組」という態度をとられ、結婚式でも、わざとらしく投稿女性の隣に座っていた人にブーケが手渡された。ある年には年賀状として「住所変更を兼ねた暑中見舞いの余り」が送られるなど、今まで「信じられないほどバカにされた」と腹に据えかねているらしい。
女性が年賀状を出せないまま迎えた2017年の正月、その同級生から届いた年賀状を見ると、女性の苗字が間違えて印刷してあったという。回答者たちからの「スルーを」という意見に不承ぶしょううなずきかけていた女性も、やられっぱなしで終わりたくないという気持ちが再燃した。それに対しても、
「言い返したら同じレベルになっちゃいますよ。スルーしましょう。印刷だけの葉書を出しておけば良いでしょう」
「気にしないこと。ただそれだけのことなんですけど、難しいですか? 言い返せば相手と同類ですよ」
といった説得が試みられた。
年賀状にモヤモヤした気持ちを抱く人は多いようで、同じ「発言小町」には「年賀状の不要な一言に目が点」といった投稿もあった(2017年1月2日公開)。妊活中の女性に友人から、赤ちゃんと一緒の家族写真をあしらった年賀状が届き、「辛い思いをさせたらごめんね」と書かれていたという内容だ。
また、自分は元旦に届くよう出しているのに、相手からは届かず「毎年、年始には年賀状ブルーになる」といった悩みもあった(2017年1月2日公開)
最近では年賀状を「卒業」する人も多いようだが、それもまた一つの選択なのかもしれない。(KM)