市販薬の使用促す税制スタート 10万円以下でも所得控除に

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対象市販薬は1500以上

   対象となる市販薬は、医師の処方箋が必要な医療用から一般用に転用した「スイッチOTC」(Over the Counterの頭文字で、ドラッグストアなどでカウンター越しに薬を買う方法を指す)。総合感冒薬の「パブロンSゴールドW微粒」(大正製薬)や解熱鎮痛薬の「ロキソニンS」(第一三共ヘルスケア)など、現在1500以上ある(厚生労働省のWebサイトに掲載)。

   医療費の合計が10万円を超えなければ適用されなかった医療費控除だが(総所得金額等が200万円未満では総所得金額等の5%超で控除)、セルフメディケーション税制では対象となる市販薬を、年間1万2000円を超えて購入した人は所得税や住民税の負担が軽くなる可能性がある。国の医療費抑制の狙いに乗ってみるのもよさそうだ。(阿吽堂)

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