家賃2割安の部屋にお引っ越し プノンペンはマンション過剰で

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   カンボジア・プノンペン市内で来月、引っ越しをすることになりました。とはいえ、徒歩数分程度の距離。この引っ越しで、家賃が2割程度安くなります。

  • 引っ越し先の部屋。少し狭くなるが家賃は2割安。ご覧の通り家具・家電も充実
    引っ越し先の部屋。少し狭くなるが家賃は2割安。ご覧の通り家具・家電も充実
  • 引っ越し先の部屋。少し狭くなるが家賃は2割安。ご覧の通り家具・家電も充実

80平米家具・プール・ジム付725ドル

   現在、900ドルの部屋(90平米、プール・ジム付き)に住んでいるのですが、ほぼ同じエリアで80平米、プール・ジム付きの部屋が725ドルです。徒歩2分の所に24時間営業のコンビニがあり、ジムも豪華。ベッドやテレビなどの家具もついているし、高速インターネット回線も無料。週1回のお掃除まで付いてきます。

   家賃が下がっているのは、プノンペンにマンションができ過ぎているからです。3年前、初めてプノンペンに来たときに数棟しかなかったマンションが、今では見渡す限り20棟は建っています。

   2年前、多くのマンションがオープンし始めたときは、部屋はすぐに埋まってしまい、1年以上の契約でないと入居できませんでした。

   しかし、2017年1月。

   多くのマンションに「Room Available」の看板が出され、空室は明らかに増えています。数百ドルのマンションは、月給200ドル程度のカンボジア人にはとても住めるものではなく、住むとしたら外国人。オープン当初は、現地在住の外国人が先を争って入居していたのですが、外国人の数にも限りがあり、爆発的に増えることはありません。

   部屋の数が数倍に増えた今、さすがに部屋が余ってしまっているわけです。

   そんな現状なのですが、街を歩くといまだにビルが建ちまくっています。そして、それに歩調を合わせるかのように、新しいお店ができ、レストランができ、カフェができ、どんどん住みやすい街になっています。

膨らむ前のバブルの崩壊か

   ただ、これはあくまでも在住者目線であり、ビルのオーナーや、店の経営者的にはたまったものではありません。このプノンペンの賃料ダウンが一時的なものなのか、膨らむ前にバブルが崩壊したのかはまだ分かりません。

   まあ、こうやって、局地的に景気がよくなったり悪くなったりしながら、行きつ戻りつ街は発展していくのかなと思います。

   2017年も、そんなプノンペンからアジアの発展途上っぷりをお届けしていきますので、よろしくお願いします。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
姉妹サイト