マスク以外に様々な風邪予防の工夫
一方で、
「人間と言う生き物は勝手なもので、自分は許せるけれど、相手がマスクを付けている時、特に患者やお客様を受ける立場の方がマスクをしていると『嫌な感』を持ちますね」
といった声も上がり、やはり「マスクで接客されると何か嫌」と思ってしまう人も少なくないらしい。また、
「お客様に対して『あなたが病原菌を持っているのでその被害を受けなくてすむためにマスクしています』は失礼という捉え方をするケースもあると思います」
という見方もあった。接客側が予防のためにマスクをしていると受けとめカチンと来る客もいる、ということのようだ。
健康で、咳も出ず、明るくお客様に応対できるに越したことはない。まず取り組むべきは風邪の予防対策ではないか。生活情報サイト「NIKKEI STYLE」には、医師や薬剤師、管理栄養士らが勧める風邪予防法のトップ10が紹介されている(16年2月7日)。
1位から「緑茶でうがいする」「早く寝る」「ショウガをとる」「ビタミンCをとる」「普段から運動する」「首・手首・足首を温める」「乾布摩擦」「ネギを食べる」「マスクをして寝る」「鼻うがいする」という方法が並んだ。
また、先の相談には、投稿者同様マスク禁止の接客業を経験した人から、
「いまは、ウイルスブロックスプレーが出てますよね。あれ、持続時間があるにも関わらず、頻繁にやります。そして、手洗いはもちろん頻繁に。手荒れ対策に、シア配合のハンドクリームを、手のひら以外に頻繁に。うがいはイソジン持参。のどスプレー(医薬品)も持参。風邪、ひきません」
と、風邪予防のアドバイスも寄せられていた。
職場で長年決められている「マスク着用禁止」ルールが一朝一夕に変えられないのなら、さしあたり予防に努めるほかないのだろうか。(MM)