年の瀬も迫り、忘年会、クリスマスと飲み会が続く季節となりました。宴会大好きな私も、連日美味しいお酒が飲めるよう体調管理に万全を期しています。
間違えられない工夫も
お座敷での宴会、履物で困らないように
さて、今回は宴会での「靴」にまつわるお話をしようと思います。
酒席では座敷に通され靴を脱ぐことがしばしばあります。個別の下駄箱へ収納し鍵をかければ心配ありませんが、お店によってはまとめて下駄箱に靴をしまうこともあります。帰り際に起きるハプニングで意外と多いのが、靴の履き間違いです。
自分の靴ぐらい履いた瞬間に分かるでしょ? と思う方もいらっしゃるでしょうが、お酒が入ってご機嫌な状態では、違和感に気づかないこともあります。
特に男性の履き間違いが多いようです。スーツに合わせた黒の革靴で、デザインも似ていると、うっかり取り違えてしまうのでしょうね。私の知り合いには、1足そっくり間違えるのではなく、左右別々の靴を履いて帰ってしまったというおっちょこちょいもいました。
そんな取り違いをされないための工夫、何かしているでしょうか?
私の友人たちの例で恐縮ですが、
ダブルクリップで踵の部分を止めておく
左右の靴紐を結んでおく
ティッシュやハンカチを入れておく
ゴルフのマーカーを入れておく
などがあります。これなら酔っていても間違いに気づいてもらえそうで安心です。
一声かけると印象も変わる
さて、女性の場合は、取り違いの心配よりも、靴の脱いだり履いたりのしやすさが大事です。
座敷の場合、ブーツは着脱に時間がかかります。一斉に席を立つ帰り際、後に続く人の邪魔になっては......と気を遣って、ブーツを持って上がり口から数歩進んで、そこで履くなんて経験したことはありませんか? 足の裏が汚れそうだし、フロアのひんやりも足に伝わってちょっと不快ですよね。宴会場が座敷だと事前に分かっているときは、ブーツを避けると出入りがスムーズです。
現地へ行ったら座敷だった! という場合は、「私はブーツで時間がかかりますからお先にどうぞ」と出入りの順番を譲ると焦らずにすみます。このような一言があるだけで印象も変わります。
靴を脱いで畳の間に上がるということは、「足の臭い」にも注意を怠れません。
夏場と違い蒸れにくい季節とはいえ、隣の人から漂うツーンとする臭いとともに味わうお酒と料理はつらいものです。
足を清潔に保つことはもちろんですが、帰宅時に消臭スプレーを靴にひと吹きするのも効果的です。そして、休みの日には靴も風通しのよい場所で休ませてあげましょう。(篠原あかね)