座敷に集う宴会は足元にご注意 取り違い、ブーツそして......

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一声かけると印象も変わる

   さて、女性の場合は、取り違いの心配よりも、靴の脱いだり履いたりのしやすさが大事です。

   座敷の場合、ブーツは着脱に時間がかかります。一斉に席を立つ帰り際、後に続く人の邪魔になっては......と気を遣って、ブーツを持って上がり口から数歩進んで、そこで履くなんて経験したことはありませんか? 足の裏が汚れそうだし、フロアのひんやりも足に伝わってちょっと不快ですよね。宴会場が座敷だと事前に分かっているときは、ブーツを避けると出入りがスムーズです。

   現地へ行ったら座敷だった! という場合は、「私はブーツで時間がかかりますからお先にどうぞ」と出入りの順番を譲ると焦らずにすみます。このような一言があるだけで印象も変わります。

   靴を脱いで畳の間に上がるということは、「足の臭い」にも注意を怠れません。

   夏場と違い蒸れにくい季節とはいえ、隣の人から漂うツーンとする臭いとともに味わうお酒と料理はつらいものです。

   足を清潔に保つことはもちろんですが、帰宅時に消臭スプレーを靴にひと吹きするのも効果的です。そして、休みの日には靴も風通しのよい場所で休ませてあげましょう。(篠原あかね)

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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