@niftyニュースのアンケートサイト「何でも調査団」によると、普段腕時計を全くしないという人は男性で27%、女性では41%(2014年1月10日公表)。携帯電話、スマートフォンの普及以来、腕時計を着けない人が増えているとはいえ、まだまだ少数派ということのようだ。
そこに、これから社会人になろうという若者から「やっぱり着けないとダメですか?」とのおうかがいが立てられ、「社会人たるもの、腕時計はマストアイテムか」という議論がにわかに活発化。その裁定は?
しない人も増えているそうで
Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に、「社会人は腕時計をしないとダメなのでしょうか?」という質問が寄せられた(2016年11月27日)。
来年から社会人になるという投稿者。就職活動では腕時計をしていたが、「着けていると汗ばんできて、金属が肌に張り付く感覚がとても嫌でした」と違和感を打ち明ける。
「最近は腕時計をしない人が増えているそうで、しなくても良いのかなと思います。皆さんはどう考えますか?」
と、意見を求めている。
スマホを見るのは失礼に当たる
回答者からは、まずこんなオーソドックスなご意見が。
「社会人で腕時計つける大きな意義は、スマホであからさまに時刻を確認してたら失礼に当たるようなケースや落としたり邪魔になったりするとき、例えば
・商談中に気分よくお客様が話しているときにスマホ取り出して時計見られますか?
・接客業でケータイ取り出して時刻確認できますか?
・現場作業でいちいちスマホで時刻確認しますか?
とか、急いでるときだと思います。時刻を確認しづらい状況でもチラ見できますから」
「腕時計のない方が時間を確認するとしたら、職場や外出先に備えてある時計、パソコン、などだと思いますが、外出時は携帯が多くなるのではないでしょうか? 1人の時はいいですが、誰かと一緒にいる時、携帯で時間を確認するのはスマートではない気がします」
つまり社会人には、スマホを見て時刻を確認するのが憚られるときがある、やはり腕時計がよい、とのアドバイスである。
「ファッションとしては腕時計はとても重要で、スーツの袖口からチラリと覗く腕時計は格好いいものですし、普段着でも腕時計がないと、どこか間の抜けた締まらない印象になります」
と、身だしなみの面で腕時計の重要性を説く書き込みも寄せられた。
一方で、
「私の上司、業界ではかなり名の売れたエリートおっちゃんなのですが、腕時計してるの見たことないですね。PCかスマホで時間見てますよ、そういえば。さすがにスーツは仕立ての良いもん着てますけどね。腕時計はもはやビジネスマン必須のアイテムではない気がします」
など、「着けない」人の例も少なからず報告された。
学生向けサイト「マイナビ 学生の窓口 フレッシャーズ」は、社会人600人に「腕時計は仕事に着けていったほうがいいと思いますか?」とのアンケートを実施(2014年3月14日結果公表)。
いかなる時でも「着けて行った方がいい」が58.8%、「人と会うときや、大事な商談などがあるときは着けた方がいい」が21.2%だった。
「携帯などで時間を見るのはマナー違反。会議などでさりげなく時間を意識するのは重要なので、(腕時計を)した方が良い」(女性/24歳)
「ケータイで時間を確認するのはいかにも時間を気にしているようで失礼だと思うので」(女性/32歳)
などが腕時計を着用すべき理由として挙げられている。
「着ける必要はない」派も20.0%いるが、着けるべきと考える人が多い以上、念のため社会人デビューの際には準備しておいたほうがいいのかも。特に社外の人と会う機会が多い仕事の場合は必要になってきそうだ。(MM)